まだまだ行けるぞ 70代

逆三角形は目指さない|71歳がスーツのための「背中の厚み」を作る自宅トレ

男の背中

年齢を重ねて、いちばん老けて見えるのはどこか。

顔のシワでも、たるんだ腹でもありません。

背中です。

背中が丸まった瞬間、男は一気に年を取る。

私は、それだけは絶対に受け入れたくありませんでした。

背中を鍛える本当の理由は「姿勢」

背中を鍛える理由はいくつかあります。
でも一番は、姿勢です。

街を歩くとき。駅で立っているとき。静かなカウンターで酒を飲むとき。

男は、決して背中を丸めてはならない。私はそう思っています。

猫背は、静かに、しかし確実に大人の自信を削り取っていきます。

背筋を真っ直ぐに伸ばすには「脊柱起立筋」が、堂々と胸を張るには「広背筋」が要る。

だから私は、重いものを持ち上げるためではなく、まず自分の「姿勢」を支えるために背中を鍛えます。

「コブラ」のような逆三角形はいらない

私が欲しいのは、背中の「広さ」ではありません。

厚みです。

広背筋の外側ばかりを執拗に鍛えると、強烈な逆三角形になります。

ボディビルやフィジークのステージに立つ若者なら、それが正解でしょう。

でも私は、コブラが威嚇のために立ち上がったような、不自然な体型にはなりたくない。

広さではなく、自然な厚みを出す。それが大人のボディメイクの目的です。

ですから、チンニング(懸垂)はやりますが、やりすぎないようにあえてセーブしています。

手幅はナロー(狭め)寄り。

外に広げるよりも、背中の中心に筋肉をギュッと集める意識を持っています。

スーツのシルエットは「厚み」で決まる

背中の真価は、スーツやジャケットを着たときに出ます。

正面の胸板ももちろん大事です。

でも横から見たとき、その男の生き様を静かに語るのは、背中の厚みです。

ジャケットの背中が自然にピンと張って、余計なシワが一切寄らない。

そのシルエットを作るために、私の背中トレは「ローイング(引く動作)」種目がメインになります。

上から引くのではなく、前から後ろへ引く動作で、背中の中心を丁寧に育てるのです。

71歳、私の背中トレメニュー

メニューはごくシンプルです。

重さに固執するのではなく、必要な場所に必要なだけの刺激を入れることに集中します。

① ワンハンド・ローイング

・25kgダンベル
・左右3セット(インターバル2分)

引くときは、ただ腕の力で持ち上げない。肘を斜め後ろへ引く軌道を意識します。

腕ではなく、背中で引く。背中の真ん中が収縮するのを感じながら効かせます。

② ダンベル・ローイング

・25kg
・3セット(インターバル2分)

私にとっては、これがデッドリフトの代わりも兼ねています。

腰への負担を減らすため少し体を起こし気味に立ち、腰を守るため必ずベルトを着用します。

無理をして怪我をするより、長く継続することの方が圧倒的に価値があります。

③ ナローグリップ・チンニング

・週2回
・インターバル1分

ワイドグリップを1セット。
ナローグリップを2セット行います。

広背筋が横に広がりすぎないよう、この比率で調整し、あくまで「自然な逆三角形」の範囲に留めます。

「やらない」と決めている種目

私にとって、背中トレにおいて大切なのは、やる種目よりも「やらない種目」です。

私は、以下の種目は絶対にやりません。

デッドリフト(70代の腰へのリスクが高すぎるため)
ショルダーシュラッグ(首周りが詰まった、ハルクのような僧帽筋になりたくないため)

つまり、私の目指している体型とはベクトルが違う。

それだけのシンプルな理由です。世間が「BIG3だからやるべき」と言おうが、自分の目的に合わなければ容赦なく捨てます。

背中トレは、大人の男としての後ろ姿を保つためのものです。

タンクトップやトレーニングウエアだけが似合うような体は、最初から望んでいません。

必要な場所に、必要なだけの厚みをつける。

それが、私の目指す背中です。

▼ 71歳のボディメイク・部位別哲学シリーズ


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