60代のバイク乗り|今日も一人で峠を走る
私はバイク乗りです。
今日も、峠を走ってきました。
峠だけには困らない場所に住んでいます。
家から40分以内に峠が六つあるのです。
おそらく今年最後になるでしょう。すでに風が冷たく、厚手のヒートテックのインナーを着込んでいてもグリップヒーターを使わざるを得ない寒さでした。
峠を通って高原に行くいつものコース。
その前に、感覚を思い出すために途中にある別の峠を 3往復します。
片道12分のかなりきつい勾配、峠の頂上から一気に走り下ります。直線がほとんどない曲がりくねった山道、タイトなヘアピンが 7、8箇所。
けっこうシビれます。
長い直線でも100mほど、そこですかさず 90kmぐらいまで加速し、コーナーの手前でフルブレーキング…
そんなことを今でもやっています。
「いい歳して危ないから辞めなよ」10年も前に娘に言われました。
バイクは乗ったことがある人にしか解らないのです。
しかしこのバイクに変えてからは、まっすぐな道は楽しくもなんともありません。ただ腰が痛いだけ。前傾姿勢は腰痛持ちにはただの苦行です。
ですからいつも山道に直行します。幸いにも最高に気に入っている峠が家から30分の距離にあるのです。
目的地に着いたらサンドイッチとお茶で一休み。その後はただひたすら走ります。調子が良ければ 5往復、おそらく200回以上は往復していると思います。
それの何が楽しいのか、自分でも良くわかりません。
帰って来るとソファでしばらく放心状態。それでもまだアドレナリンが出ていて、神経がピリピリしています。
そんな時に飲むビールが最高なのです。
私は一人でしか走りません。
バイクは自由を楽しむ乗り物ですからね。
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