本当にセミは不幸な生き物か|本当はずっと土の中に居たかった

2020年6月3日

セミの一生は悲惨なのか

この真冬の朝に、霜で白くなったセミの抜け殻を見つけました。

寒波の中、寒さに震えていると夏の暑さが本当に恋しく思えます。あの暑かった夏の日々が懐かしい。

セミというとよく聞く話があります。7年も土の中で生きてきて、やっと明るい日差しの下に出てきたと思ったら3日で死んでしまう。

オスの蝉の腹部は鳴き声を共鳴させるためにほぼ空洞で、メスの蝉の腹部は卵巣で満たされているらしい。

3日間しかないなんて。

ああなんてかわいそう生き物なんだ。

セミは土の中にいたかった

人間の思い込みってやつは本当に始末が悪い。

セミに言わせれば「ざーけんな。俺たちは土の中に居たかったんだ」。

「土の中は暖かく湿っていて餌にも不自由しない最高に居心地のいい場所なんだ。しかし生物の宿命として子孫を残さねばならない」

「土の中ではパートナーを探す事は不可能だ。だから死ぬ直前に外に出て、大声を出して相手を探し、とりあえず子孫を残すのだ」

「それが定めだからしょうがない。地上の世界だけが全てだなんて思うなよ ボケ!」

人は自分の基準を全てに当てはめる性癖があります。

はっきり言って思い上がりですね。

雑記

Posted by Redvest