人は食事から糖質を摂取しなくても問題なく生きていける

2019年11月15日

60代からの糖質制限

炭水化物の理論的な最小必要量はゼロである

国際機関の報告では、「炭水化物(糖質)の理論的な最小必要量はゼロである」と明記されています。

食材から摂取することが絶対に必要栄養素には必須脂肪酸必須アミノ酸ビタミンミネラル微量元素がありますが、必須糖質というのはありません。

これは明らかな事実で、人は食事から糖質を摂取しなくても問題なく生きていけるのです。

脳は糖質しかエネルギーとして使えないと言われていましたが、実際はケトン体という脂肪酸の分解物をエネルギー源としていくらでも利用できます。

また、体に必要なブドウ糖は、肝臓で糖新生として作り出すことができます。したがって糖質を食物から摂取する必要はありません。

さらに糖新生ではかなりのエネルギーを消費するため、食事中も含めて常に脂肪が燃やされます。

タンパク質の摂取で食事誘発性産生を高める

食事の摂取により、体内で分解された栄養素の一部が熱となって消費され代謝量が増大することを食事誘発熱産生と言います。

その食事誘発熱産生で消費するエネルギーは1日の全消費エネルギーの約1割に相当します。

食事誘発熱産生で消費するエネルギー量は、栄養素の種類によって異なり、糖質のみを摂取したときは6%たんぱく質のみを摂取した場合には30%が熱に変わり消費されます。

食事誘発性産生を高めると、消費するエネルギー量が増え、脂肪燃焼効率が上がります。

糖質制限食では糖質を極力制限し、たんぱく質と脂質を充分食べる。糖質を制限するこにより、脂肪をエネルギーとして燃やす体に変化します。

その結果、筋肉を維持したまま脂肪だけを減少させる事が可能になります。糖質制限食は筋肉を維持しまま脂肪だけを落とす究極の食事法です。

そしてそれは、健康を増進し老化を防止する手段になり得ます。

またタンパク質と脂質はお腹一杯食べられ上に、糖質を摂取しないと血糖値が上下しないのでほとんど空腹感を覚えません。

厚生労働省|たんぱく質の耐容上限量は設定されていない

厚生労働省の『「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書』 にたんぱく質の耐容上限量についての記載がありあます。

3-1.耐容上限量の設定

たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。

そこで、耐容上限量は設定しないこととした。

日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書| 各論 |タンパク質

糖質制限食は期限を設けずに、ずっと続けることが体に良い影響を与える、唯一の食事法です。

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