合気道には攻撃がない
合気道はどちらかといえば日本ではマイナーな武道に入ります。原因はおそらく試合が無いこと。試合が無いので選手権や競技会がない。
当然オリンピックの競技にもならない。ですからテレビで観る機会がほとんどないのです。
あるのは護身術というイメジージぐらいで、どんな武道なのかはあまり知られていません。
しかし海外ではメジャーな武道であり世界の国々で多くの人達が稽古に励んでいます。
なぜ試合が無いのか。合気道には自分から仕掛ける攻撃が無いからです。互いに攻撃し合って勝敗を決める他の武道と大きく異なり、
合気道の技は相手の攻撃を受けるところから始まります。それが護身術のイメージにつながりました。
ですが決して非力な武道ではありません。元をたどれば戦場の武術。戦の中で生き残るために編み出された武術なのです。
想定しうるあらゆる攻撃に対処できる技があります。相手から受ける攻撃は多彩なので、それに対する技もまた多彩です。
合気道は相手を殺さずに制する武道
合気道の稽古は組んだ相手の攻撃から始まります。
基本的に力で相手をねじ伏せたり、打撃によって倒す技はありません。
その攻撃を受けたり躱したりして相手の体勢を崩す。これを相手を征すると言います。
そこから関節を決めて相手の動きを封じ身動きできない状態にする『抑え技』。相手の力を受け流しながら投げる『投げ技』があります。
稽古では、自分から攻撃して(技をかけられる)『受け』と、相手の攻撃を受けてから(技をかける)『取り』に分かれ、攻守を変えながら繰り返し練習します。
関節をきめられたり畳の上に投げられたりするので、怪我をしないようにしっかり受け身を身につけることが大切です。
また、合気道の稽古は、申し稽古と言って攻撃方法と技をあらかじめ決めて行うので力の加減ができます。
技も本気で最後まで決める事はありません。稽古は常に力をセーブして行います。
合気道は戦場で生き残るための武道
今の時代、いつどんな事件に巻き込まれても不思議はありません。謂れのない暴力に遭遇することもありえます。その時どうするか。
ただ甘んじて受け入れるのか、自分や家族、大切な人のために立ち向かうか。どちらにしても男としての存在が試される場面です。
当然、合気道は護身術としても使えます。
もし合気道で対峙するなら、相手との最初の接触で優位に立つこと、そこで一瞬でも相手の戦意を喪失させることができれば、その間に逃げることも可能になります。
そのためには一つだけでも自分の得意技を習得しておく事が必要です。実戦ではカウンターのような技が有効でしょう。
合気道はダンスや体操ではなく、いざという時に身を守る生き残るための武道なのです。
合気道は他の格闘技と異なり、性別や年齢に関係なく、自分の体力に合わせて稽古できるので、何歳からでも始めることが可能です。
また、日本よりも外国での方が理解されている部分もあり、道場には外国人も多く、合気道を通じて知り合うこともできるでしょう。
何よりジョギングや筋トレとは全く違う緊張感があり、常に礼儀を忘れず相手に敬意を払う。礼に始まり礼に終わる、日本の誇る武道です。
合気道は年齢を気にせず明日からでも
合気道は、開祖・植芝盛平翁(1883~1969)が日本伝統武術の奥義を究め、さらに厳しい精神的修行を経て創始した現代武道です。合気道は相手といたずらに強弱を競いません。入身と転換の体捌きと呼吸力から生まれる技によって、お互いに切磋琢磨し合って稽古を積み重ね、心身の錬成を図るのを目的としています。また、合気道は他人と優劣を競うことをしないため、試合や競技を行いません。
公益財団法人合気会
合気道とはどのような武道なのか。合気会本部道場で、開祖のお孫さんにあたる植芝守央師範が実演し、体捌きや技の基本をわかりやすく解説しています。
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