筋トレを継続するということは、常にモチベーションを維持し、さらにローテーションを自分に強いることでもあります。
人間、どうしても楽をしたくなりますし、面倒になります。
「自分はなぜ、こんな狭い場所で鉄の塊を持ち上げているのか?」
ふと、そう考える瞬間があります。今さらこんなことをしなくたっていい。酒を飲んでゴロゴロしていたって、誰にも文句は言われないのですから。
しかし、そう自問自答している時点で、あなたはもう「こちら側」の人間です。
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「高齢者向け」の基準に中指を立てろ
そもそも60代以上で、本気で筋トレをやろうと考え、ジムに通ったり自宅に器具を揃えたりする人の割合は、ごく僅かです。
ネットやテレビを見てください。「高齢者向け」と称したおすすめの筋力トレーニングが出てきます。
- ペットボトルを両手に持って、10回上げ下げする
- 膝をついた腕立て伏せ
- 椅子の背に掴まって行うスクワット
「ふざけるな!」と言いたい。
確かに、世の中には「孫とジャングルジムで遊ぶために体力をつけたい」という人もいるでしょう。
それは人それぞれです。そういう人たちは、毎日明日のための余力を残して、省エネで長く生きようとしているのかもしれません。
しかし、私は違います。
今日のエネルギーは、今日使い切る
「明日に余力を残さず、今日のエネルギーは今日使い切る」
これが私のモットーです。
年齢を言い訳にして、自分に負荷をかけることを放棄すると、老化は加速度的に進行します。
「いい年をして」と他人に言われるのを恐れ、何もやらずに老化を受け入れれば、そこで人生は終わる。
自分がやりたいことを続けるために、やりたいことを始めるために、体を鍛えましょう。
野生動物は年齢など考えません。今できることを全力でやる。明日のことなど考えない。
私もそうありたいと思っています。
服で隠すな、中身を磨け
街には「ちょいワル親父」気取りの人もいます。
サングラスをして、流行りの黒いスリムパンツを履き、革ジャンを着込む。
しかし、その服の下にある体が貧相だったら?
それは格好だけで、全く似合っていません。最悪すぎます。
「私は年齢など気にしていない」とキバって言っても、ヨレヨレの外観ではなんの説得力もないのです。
タキシードとお姫様抱っこ
私がこれだけハードな筋トレをしていることは、おそらく誰も知りませんし、言うつもりもありません。
頑張っている姿を人に見せる必要はないのです。筋トレをやった結果は、自然に表に出ます。それだけで十分。
全ては、自分が満足すればいいのです。
私は今、小柄な女性だったら、いつでも「お姫様抱っこ」をする用意があります。
そして、いつでも「タキシード」が似合う男であるつもりです。
おそらく着る機会はないでしょうが、それが私の密かな矜持(プライド)なのです。
▼ 71歳の私がたどり着いた「筋トレ継続の心得」シリーズ
- 心得その1|「スケジュールの借金」は絶対に作らない
- 心得その2|ジムは辞めろ。「納戸ジム」こそが最強の解決策
- 心得その3|停滞期は「押し目」。体脂肪率が減らない時の処方箋
- 心得その4|「ペットボトル体操」への怒りと、タキシードが似合う男の美学
▼ この心得で変わりました

