まだまだ行けるぞ 70代

筋トレ継続の心得その4|「ペットボトル体操」への怒りと、タキシードが似合う男の美学

お姫様抱っこ

筋トレを継続するということは、常にモチベーションを維持し、さらにローテーションを自分に強いることでもあります。

人間、どうしても楽をしたくなりますし、面倒になります。

「自分はなぜ、こんな狭い場所で鉄の塊を持ち上げているのか?」

ふと、そう考える瞬間があります。今さらこんなことをしなくたっていい。酒を飲んでゴロゴロしていたって、誰にも文句は言われないのですから。

しかし、そう自問自答している時点で、あなたはもう「こちら側」の人間です。

「高齢者向け」の基準に中指を立てろ

そもそも60代以上で、本気で筋トレをやろうと考え、ジムに通ったり自宅に器具を揃えたりする人の割合は、ごく僅かです。

ネットやテレビを見てください。「高齢者向け」と称したおすすめの筋力トレーニングが出てきます。

  • ペットボトルを両手に持って、10回上げ下げする
  • 膝をついた腕立て伏せ
  • 椅子の背に掴まって行うスクワット

「ふざけるな!」と言いたい。

確かに、世の中には「孫とジャングルジムで遊ぶために体力をつけたい」という人もいるでしょう。

それは人それぞれです。そういう人たちは、毎日明日のための余力を残して、省エネで長く生きようとしているのかもしれません。

しかし、私は違います。

今日のエネルギーは、今日使い切る

「明日に余力を残さず、今日のエネルギーは今日使い切る」

これが私のモットーです。

年齢を言い訳にして、自分に負荷をかけることを放棄すると、老化は加速度的に進行します。

「いい年をして」と他人に言われるのを恐れ、何もやらずに老化を受け入れれば、そこで人生は終わる。

自分がやりたいことを続けるために、やりたいことを始めるために、体を鍛えましょう。

野生動物は年齢など考えません。今できることを全力でやる。明日のことなど考えない。
私もそうありたいと思っています。

服で隠すな、中身を磨け

街には「ちょいワル親父」気取りの人もいます。
サングラスをして、流行りの黒いスリムパンツを履き、革ジャンを着込む。

しかし、その服の下にある体が貧相だったら?
それは格好だけで、全く似合っていません。最悪すぎます。

「私は年齢など気にしていない」とキバって言っても、ヨレヨレの外観ではなんの説得力もないのです。

タキシードとお姫様抱っこ

私がこれだけハードな筋トレをしていることは、おそらく誰も知りませんし、言うつもりもありません。

頑張っている姿を人に見せる必要はないのです。筋トレをやった結果は、自然に表に出ます。それだけで十分。

全ては、自分が満足すればいいのです。

私は今、小柄な女性だったら、いつでも「お姫様抱っこ」をする用意があります。
そして、いつでも「タキシード」が似合う男であるつもりです。

おそらく着る機会はないでしょうが、それが私の密かな矜持(プライド)なのです。


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