目次
71歳が本気で選ぶ、プロテインバーという“相棒”
これらのプロテインバーは、評価のためだけに食べているわけではありません。
私にとってプロテインバーは、日々の貴重なタンパク源であり、糖質制限中でも唯一「罪悪感なく食べられる甘いもの」です。
多い時は、1日に2本。ほぼ毎日口にしています。
価格は1本200円以下、タンパク質は15g以上、食事が取れない時、タンパク質が足りない時、そして「甘いものが食べたい時」に、これ以上頼れる存在はありません。
正直に言うと──
もし、世界中がプロテインバーの敵になっても、私は必ず味方するでしょう。
それほどまでに、今の私の生活に深く組み込まれている存在です。
ずっと箱買いしている2本がある
ベイクドタイプのプロテインバーと、もう一つの定番である「一本満足バー プロテイン」。
私はこの2種類を、今もずっと箱で交互に買い続けています。
箱で買うと、1本あたり30円以上安くなるからです。これはもう、完全に生活防衛です。
しかし、コンビニやスーパーで新しい PROTEIN BAR を見つけると、思わず買って食べていました。でも今まで特に比較したことはありませんでした。
今回の比較は、この2本を軸にしながら、近所のスーパーとコンビニを真剣に歩き回って集めた12種類のプロテインバーを、あらためて実食した記録です。
- 糖質量を抑えたい: ザクザクビター(青) / ザバス ソイ
- 脂質をできるだけ控えたい: ザバス プロテイン20g
- タンパク質量を最優先: ザバス プロテイン20g
- 美味しさ重視: ベイクド / 一本満足バー
- きっともう買わない: ザクザクビター(黄) / ウェファーヨーグルト

- 第1章|すべての基準点になる一本「ベイクド プロテインバー」
- 第2章|ベイクドと双璧をなす王道「一本満足バー PROTEIN」
- 第3章|しっとり系の代表格「ザバス プロテインバー(標準)」
- 第4章|ソイならではのキレ味「ザバス ソイ プロテインバー(ビター)」
- 第5章|タンパク質20gの重量級「ザバス プロテインバー(大きい方)」
- 第6章|王道ザクザク系「inバー プロテイン ザクザクチョコ」
- 第7章|ビター系の本命「inバー プロテイン ザクザクビター(青)」
- 第8章|ちょっと硬派すぎる?「inバー プロテイン ザクザクビター(黄)」
- 第9章|変化球の甘党枠「一本満足バー PROTEIN ホワイト」
- 第10章|地味だけど手堅い「一本満足バー PROTEIN ブラック」
- 第11章|【番外編】タンパク質10gの落とし穴「inバー ウェファースヨーグルト」
タンパク質15g未満のものは、最初から対象外。これは譲れません。
「そもそも私のタンパク質設計(体重×1.6〜2.0gの考え方)は、別記事にまとめています。」
70代からの糖質制限|炭水化物の必要量はゼロ?科学的根拠と正しい始め方を徹底解説
なお、私の中での「プロテインバーの定義」は明確です。
評価について一つだけ大切な前提があります。
「ここでの評価は、すべて「味」に対する私個人の主観です」。製品の優劣や栄養設計そのものを評価するものではありません。
製品の優劣や栄養設計そのものを評価するものではありません。
甘さ、食感、後味、硬さ、パフの存在感、口の中に残るかどうか──。71歳のリアルな口と胃袋で感じた正直な感想だけを書いています。
第1章|すべての基準点になる一本「ベイクド プロテインバー」


このベイクドタイプのプロテインバーは、私が何年も前から、ほぼこれ一択で食べ続けてきた存在です。
数年ぶりに本格的に筋トレに復帰したとき、まだAmazonで売っているのを見つけて、迷わず箱買いしました。
そして気がつけば、今もなお、定期的に箱で買い続けている唯一のプロテインバーになっています。
このあと登場するさまざまなプロテインバーも、結局はこのベイクドと比べてしまう。私の中では、すべての評価の「基準点」になっている一本です。

食感|クランチに頼らない“しっとり系”
ひと口かじると、まず感じるのはしっとり感。プロテインバーにありがちな「ガリガリ」「ボソボソ」した硬さはありません。
クランチ(大豆パフ)は入ってはいますが、あくまで脇役。主役はしっとりした生地の方です。
クランチが少ない分、口の中にパフがいつまでも残る感じもなく、年齢を問わず非常に食べやすいタイプだと思います。
味|お菓子寄りなのに“罪悪感が薄い”
味は正直に言えば、ケーキ寄り、デザート寄りです。
それでも不思議と、食べ終わったあとに「甘いものを食べてしまった罪悪感」がほとんど残らない。ここがこのバーの最大の強みだと思っています。
甘さは強すぎず、後味も比較的すっきり。「もう一本食べたい」と思わせるギリギリのところで止まる甘さです。
後味|乳清由来の“わずかな酸味”
後味には、ごくわずかに乳清たんぱく由来と思われる酸味を感じます。
ただ、この酸味は嫌な方向には出ず、むしろ甘さをリセットする役割を果たしてくれています。
腹持ち|「もう一本」が起きにくい
サイズは標準的ですが、しっとり系だけあって腹に溜まる感じは強めです。
これを1本食べると、「もう1本いこう」という衝動が他のバーより起きにくい。間食を増やさずに済むという点でも、非常に優秀です。
結局のところ、このベイクドタイプは「特別に尖った個性」はないのかもしれません。
プロテインバーとしての完成度、食べやすさ、満足感、価格とのバランス。そのすべてが、非常に高いレベルで安定している一本です。
だから私は今でも、これを箱で買い続けています。これが、私のプロテインバー生活の原点であり、今も変わらない軸です。
第2章|ベイクドと双璧をなす王道「一本満足バー PROTEIN」


ベイクドと並んで、今も私が箱買いを続けている、もう一つの定番がこの「一本満足バー PROTEIN」です。
この2種類を交互に箱で買い続ける。それが、ここ何年も変わらない私のプロテインバー生活です。
ベイクドが「しっとり系の完成形」だとすれば、こちらは「ザクザク系の完成形」と言ってもいいかもしれません。

食感|軽快なザクザク感が主役
ひと口かじった瞬間、はっきりと伝わってくるザクザクした軽快なクランチ感。
ベイクドが「しっとり」だとすれば、こちらは完全に歯ごたえで食べるプロテインバーです。
ただしこのザクザク感、軽くて細かい。硬すぎず、ガリガリしすぎず、歯に優しいラインで止めてあるのが実にうまい。
味|ほとんどミルクチョコレート
味の第一印象は、ほとんどミルクチョコレートです。
プロテインバー特有のクセや粉っぽさはかなり抑え込まれていて、普通のお菓子として成立するレベルまで仕上がっています。
甘さも強すぎず弱すぎず。デザートとして成立しつつ、食べすぎを誘発しない絶妙なラインです。
後味|人工甘味料の気配は“かすかに”
後味には、ごくわずかに人工甘味料らしい甘さの余韻が残ります。
ただしそれは「気になる人は気になる」程度。強く主張してくるレベルではありません。
個人的には、この後味込みで「一本満足バーらしさ」だと思っています。
腹持ち|軽いのに意外と続く満足感
食感は軽いのに、不思議と腹に残るのがこのバーの特徴です。
「軽い=腹が減る」ではなく、軽やかに満たされるという感覚に近いかもしれません。
ベイクドほどの重量感はありませんが、間食としては十分すぎる持続力があります。
一本満足バー PROTEINは、突出した弱点がほとんどない、非常に完成度の高い一本です。
とにかくバランスがいい。味・食感・甘さ・後味・満足感、すべてが平均点以上。
だからこそ、私は今でもベイクドと交互に箱で買い続けています。攻めのベイクド、守りの一本満足。そんな位置づけです。
第3章|しっとり系の代表格「ザバス プロテインバー」


コンビニやスーパーで、ほぼ必ずと言っていいほど見かける定番が、この「ザバス プロテインバー」です。
一本満足バーやベイクドと比べると、「いかにもプロテインバー」という雰囲気が少し強い一本ですが、そのぶんしっかり“仕事をしてくれる”印象があります。
ここでは、このザバス標準バーを、味・食感・後味・腹持ちという切り口で見ていきます。
食感|しっとり生地+ツブツブパフの存在感
ひと口かじると、まず感じるのはしっとりとした柔らかさです。
ベイクドのように「ケーキっぽいしっとり感」ではなく、もう少し密度のある、ムギュッとした柔らかさ。歯にストレスはかかりません。
そこに大豆パフのツブツブ感が加わります。このパフがなかなかの存在感で、数の子の粒のように、いつまでも口の中に残る感じがあります。
「とにかくしっとり+ツブツブ感がしっかり」――そんな食感が好きな人には、かなりハマると思います。
味|甘くて美味しいが“プロテインの顔”も見える
味そのものは、しっかり甘くて普通に美味しい部類です。
一本満足バーのような「ほとんどお菓子」とまではいきませんが、チョコレート味のプロテインバーとしては十分に満足できる甘さがあります。
ただし、食べ進めていくと、ふとした瞬間に「あ、これはやっぱりプロテインだな」と感じる場面が出てきます。
お菓子寄りというより、「きちんと栄養補給している感」が欲しい人向けの味の設計だと感じます。
後味|乳清タンパク由来と思われる“わずかな酸味”
食べ終わったあと、口の中にごくわずかな酸味が残ります。
これは、おそらく原材料に含まれている乳清タンパク(ホエイ)由来の風味だろうと感じています。
ただ、この酸味は嫌な方向には出ず、むしろ甘さをリセットする役割を果たしてくれています。
このあたりは、好き嫌いが分かれそうなポイントかもしれません。
腹持ち|サイズ以上に“お腹に溜まる”一本
見た目は特別大きくありませんが、体感としては「けっこうお腹に溜まる」タイプです。
しっとりした生地とツブツブしたパフが合わさって、胃の中でしっかり「居座る」感じがあります。
食事と食事のすき間を埋めるには十分で、「小腹を満たしたい」「タンパク質も足しておきたい」という場面にはかなり向いています。
ザバス プロテインバーは、「しっとり+ツブツブ+しっかり甘い」という特徴を持った、栄養バー寄りの一本です。
ベイクドや一本満足バーのように、「お菓子としての完成度」では一歩ゆずるかもしれません。
その代わり、腹持ちの良さや“きちんとタンパク質を摂っている感”を重視する人にとっては、かなり心強い味方になります。
私自身は箱買いローテーションの主力ではありませんが、「今日はザバスの気分だな」という日も確かにあります。そんな、いつでも棚にいてほしい相棒の一人です。
第4章|大豆の主張が静かに効く「ザバス ソイ プロテインバー(ビター)」


ベイクドや一本満足バーのように、「お菓子としての完成度」では一歩ゆずるかもしれません。
その代わり、腹持ちの良さや“きちんとタンパク質を摂っている感”を重視する人にとっては、かなり心強い味方になります。
私自身は箱買いローテーションの主力ではありませんが、「今日はザバスの気分だな」という日も確かにあります。そんな、いつでも棚にいてほしい相棒の一人です。
ザバスの中でも、少し立ち位置が違うのがこの「ソイ プロテインバー(ビター)」です。
ホエイではなく大豆由来タンパク。この一点だけで、食感も後味も、標準ザバスとははっきり違ってきます。
方向性としては、「甘さ控えめ・落ち着き系の大人バー」。そんな印象の一本です。
食感|しっとり系だが“パフが穏やか”
基本はザバスらしいしっとり系ですが、標準タイプよりもパフの主張が弱めです。
ツブツブが少し柔らかく、口の中に長く残りにくいのが特徴です。
「さっきまで数の子状態だったのに…」というあの感じがなく、比較的すっと消えていく食感です。
味|ビターだが“苦くはない”
名前に「ビター」とありますが、いわゆる苦いチョコではありません。
甘さはしっかり控えめで、標準ザバスよりも一段トーンが低い印象です。
お菓子感は弱く、「栄養を摂っている感」が一番強く出る味かもしれません。
後味|ホエイの酸味がなく“大豆の余韻”
標準ザバスで感じた乳清由来のわずかな酸味は、ここではほとんど感じません。
代わりに残るのは、大豆っぽい、少し落ち着いた余韻です。
スッと消える後味ではありませんが、嫌な残り方もしない。静かな余韻です。
腹持ち|ザバス系の中でも安定感あり
しっとり感と生地の密度のおかげで、腹持ちはかなり安定しています。
甘さが控えめな分、食後の反動的な空腹も起きにくい印象があります。
「甘いものが欲しい日」より、「今日は整えて終わりたい日」向きの一本です。
ザバス ソイ プロテインバーは、派手さはないが、実に落ち着いた一本です。
ベイクドや一本満足のような「おやつ感」は弱めですが、その分罪悪感もかなり薄い。
私の中では、標準ザバスよりもこちらの方が「夜向き」。静かにタンパク質を足したい時の、大人の選択肢です。
第5章|非常食レベルの存在感「ザバス プロテインバー ミルクチョコレート(プロテイン20g)」


ザバスの中で、ひと目見ただけで「デカい」とわかる異色の存在。
それがこの「プロテイン20g」タイプのミルクチョコレート味です。
通常のプロテインバーが40〜45g前後なのに対し、これは一回り大きい60gサイズ。タンパク質も20g超(実質22g以上)です。
食感|ザバス標準そのまま、ただし“量が違う”
食感そのものは、ザバス標準タイプとほぼ同じです。
しっとりした生地の中に、パフの歯ごたえが混ざる王道の構成。
ただし違うのは、噛み続ける時間そのものが長いという一点。単純に“量で押してくる”タイプです。
味|ミルクチョコレートだが、中身はいつものザバス
「ミルクチョコレート」とありますが、味の方向性はザバス標準とほぼ同じです。
特別にミルキーになった感じはなく、いつものザバス味を、そのままビッグサイズで食べている感覚に近いです。
後味に残る乳清由来のわずかな酸味も、きっちり健在です。
後味|口の中に“長時間滞在するザバス”
サイズが大きい分、口の中にザバスの味が滞在する時間も長くなります。
良く言えば満足感が続く。悪く言えば、パフと酸味の余韻がなかなか引かない。
急いで食べると、「まだ口の中にいるな…」という感覚が残ります。
腹持ち|これはもう“間食”ではなく“一食”
このバーは、はっきり言って間食の枠を超えています。
1本でかなりの満腹感があり、タイミングによっては軽い食事を一回飛ばせるレベルです。
私はこれを、「外出時の非常食」としてバッグに1本入れておくことがあります。
この「プロテイン20g」タイプは、美味しさで勝負するバーではありません。
その代わり、「とにかくタンパク質を大量に、確実に入れる」という一点に、すべてを振り切った一本です。
ベイクドや一本満足が“日常の相棒”だとすれば、これは非常時に頼れる重装備。そんな位置づけです。
第6章|ザクザク系の王道「inバー プロテイン ザクザクチョコ」


inバーシリーズの中で、もっとも「正統派ザクザク系」と感じたのが、このザクザクチョコです。
立ち位置としては、一本満足バーにかなり近い存在。実際、食べ比べるとその距離感がよくわかります。
「一本満足バーが好きな人は、これもまずハズさない」――そんな王道ポジションです。
食感|一本満足より“ガリ寄り”
ひと口目から、かなりはっきりしたザクザク感がきます。
一本満足バーが「軽快なザクザク」だとすれば、こちらは「一段階ガリッと寄ったザクザク」。
やや硬めなので、歯が弱い人には少し注意が必要かもしれません。
味|ミルクチョコ寄りで素直に美味しい
味はしっかりミルクチョコ系で、クセはほとんどありません。
プロテイン特有の粉っぽさも弱く、普通のお菓子として十分成立するレベルです。
しかし、尖らないからこそ、毎日食べられる。何年も続けられる。
後味にほんのりナッツっぽさを感じるのも、このザクザクチョコの特徴です。
後味|乳清由来の“わずかな酸味”が残る
パフの粒は口の中にそこそこ残ります。
ただし、人工甘味料っぽい後味は弱く、イヤなクセとしてはほとんど残らない印象です。
腹持ち|ザクザク系としては標準クラス
腹持ちは、一本満足バーとほぼ同等。
「軽い=腹が減る」ではなく、軽やかに満たされるという感覚に近いかもしれません。
このザクザクチョコは、一本満足バーの兄弟分のような存在です。
どちらを選んでも大きな失敗はない。そんな安心感のあるザクザク系王道です。
第7章|ビター系の本命「inバー プロテイン ザクザクビター(青)」


ザクザクチョコの流れで、そのまま自然に手が伸びるのがこの「ザクザクビター(青)」です。
甘さを抑えた大人向けのザクザク系という立ち位置で、シリーズの中でもかなり性格がはっきりしています。
「甘いプロテインバーは少しきつくなってきた」――そんなタイミングで、ちょうどよくハマる一本です。
食感|ザクザクより“ガリガリ寄り”
ザクザクチョコよりも、さらに一段階硬い食感です。
「ザクッ」ではなく「ガリッ」に近い。噛みごたえで食べるプロテインバーという印象です。
食べ進めるほど、口の中でクランチが主役になっていく感じがあります。
味|甘さ控えめ、きちんとビター
「ビター」と名乗るだけあって、甘さはかなり控えめです。
ザクザクチョコのようなミルク感はなく、チョコレートの苦味が前に出る作りになっています。
とはいえ、苦すぎるわけではなく、プロテインバーとしては非常に食べやすいビターです。
後味|クランチがいつまでも残る
このビターは、とにかくクランチが口の中に残ります。
食べ終わってしばらく経っても、まだどこかにクランチがいる。そんな余韻の強さがあります。
腹持ち|「食べた感」がかなり強い
硬めの食感とクランチの存在感のおかげで、「食べた感」はシリーズ随一かもしれません。
腹持ちというより、満足感で腹が落ち着くタイプです。
このザクザクビター(青)は、「甘いプロテインバーを卒業した人向け」の一本です。
ザクザク系が好きで、なおかつ甘さを抑えたいなら、最初に試すべきビター系はこれだと思います。
第8章|シリーズで最も影が薄い「inバー プロテイン ザクザクビター(黄)」


ザクザクチョコ、そしてビター系の本命「青」と続いたあとに登場するのが、この「ザクザクビター(黄)」です。
ところがこの黄、シリーズの中ではもっとも存在感が薄いという、少し厳しい立ち位置にいます。
正直に言えば、他が並んでいれば、まず手に取らない一本です。
食感|ザクザクというより「バリバリ」
この黄は、とにかく大豆パフの主張が最前列に出てきます。
ザクザクというより、バリバリ、ボリボリとした乾いた歯ごたえ。
チョコの存在感よりも、「パフを噛んでいる時間」のほうが長く感じる一本です。
味|ビターだが、チョコの輪郭が弱い
確かに甘さは控えめで、方向性としてはビターです。
ただし、チョコレートとしてのコクや輪郭がかなり弱い。
口の中に残るのは、チョコよりも乾いたパフの風味のほうが印象に残ります。
後味|苦味とともに、パフだけが残る
後味には、ほろ苦さがわずかに残ります。
しかしそれ以上に印象に残るのは、口の中に散って回収しきれないパフの存在です。
腹持ち|軽いが、満足感は弱め
大豆パフ主体のため、食後の重さはかなり軽めです。
ベイクドや満足バーのような「腹に溜まる安心感」は正直かなり弱い一本です。
同シリーズで比べると、この黄には決定打になる魅力が見当たりません。
ザクザク系を選ぶなら、チョコか青ビターのほうが満足度は確実に上です。
この黄は、すべてが売り切れていたときの「最後の選択肢」。それ以上でも、それ以下でもない、そんな一本です。
第9章|変化球の甘党枠「一本満足バー プロテイン ホワイト」


ここまでチョコ系が続きましたが、ここで少し毛色の違う一本が登場します。
それがこの「一本満足バー プロテイン ホワイト」。
気分転換のつもりで買ったのですが、完全に“甘党向けの別世界”に連れていかれました。
食感|シリアル主役でややソフト
断面を見るとわかりますが、パフというよりシリアルが主役の構成です。
食感はサクサク寄りですが、ザクザクほどの歯ごたえはありません。
その代わり、やや柔らかめで軽く噛めるので、歯への負担は少ない印象です。
味|ホワイトチョコが前面に出る
味はひとことで言えば、よくあるホワイトチョコ菓子そのものです。
チョコレートのビター感は一切なく、完全にミルキーで甘い世界。
コーヒーか紅茶と一緒でないと、私には少し甘すぎると感じました。
後味|口の中に“白い甘さ”が残る
後味は、ホワイトチョコ特有の甘さがしっかり残ります。
ビターやベイクドのようなキレの良さはあまりありません。
良く言えばデザート感が強く、悪く言えば食後に少し重たい甘さです。
腹持ち|満足感より“甘さの余韻”が勝つ
腹に溜まるというよりは、甘さの余韻がしばらく続くタイプです。
「腹持ちがいい」というより、甘いものを食べた満足感で間食を止める感じに近いかもしれません。
このホワイトは、ベイクドや満足バーの「実用系」とは完全に別枠です。
日常使いの相棒というより、「今日は甘いものに振り切りたい」という日のデザート要員。
私は箱買いのローテーションには入れていませんが、たまに1本だけ買う“気分転換枠”としてはアリだと思っています。
第10章|地味だけど手堅い「一本満足バー プロテイン ブラック」


ホワイトに続いて登場するのが、「一本満足バー プロテイン ブラック」です。
見た目も中身も、いかにも「標準的なパフ入りプロテインバー」という一本。
主役級の存在感はありませんが、落ち着いた安心感のあるポジションに収まっています。
食感|柔らかめパフの“標準仕様”
一口かじると、「ああ、これぞパフ入りプロテインバーだな」という、教科書的な食感です。
パフはやや柔らかめで、ザクザクというよりサクサク寄り。
ホワイトのようなシリアル感とも違い、クセのない「標準のパフ」という印象です。
味|ホワイトよりもチョコ感しっかり
「ブラック」と名乗るだけあって、ホワイトよりもチョコレート感がはっきりしています。
それでも本格ビターというほどではなく、食べやすいチョコ風味にきちんと収まっています。
甘さは控えめ寄りですが、デザートとしても十分楽しめるバランスです。
後味|サッパリして口に残りにくい
後味は、ホワイトよりもだいぶスッキリしています。
パフもあまりパサつかず、口の中にいつまでも残る感じが少ないのが好印象です。
「甘さの余韻」よりも、きれいに引いていくチョコの風味が残るタイプです。
腹持ち|軽めの一息つきたい時に
腹持ちは、ベイクドや大きいザバスに比べるとややライトです。
がっつり空腹を埋めるというより、「少し小腹を落ち着かせたい」場面にちょうどいいボリューム感。
重たくならずに一息つける、そんなポジションです。
正直に言えば、強い決め手になる個性はあまりありません。
ベイクドや満足バー通常、inバー各種が並んでいる棚で、あえてこれを選ぶ場面は少ないかもしれません。
それでも、もらったら間違いなく嬉しい。ちゃんと美味しくて、クセがなくて、最後まで気持ちよく食べきれる。
そんな意味でこれは、「自分では買わないけれど、置いてあったら手を伸ばす一本」だと感じています。
第11章|【番外編】タンパク質10gの落とし穴「inバー プロテイン ウェファーヨーグルト」


これは正直に言うと、私の「やってしまった一本」です。
買ったときは他のプロテインバーと同じつもりでカゴに入れ、食べ終わるまでタンパク質が10gしかないことに気づきませんでした。
ここでは「こういう失敗もある」という、番外編としての位置づけで紹介しておきます。
食感|懐かしい“駄菓子ウェハース系”
食感は、昔ながらの安いウェハース菓子そのものです。
サクサクはしているのですが、かなりパサパサしていて、口の中が乾いていると飲み込みづらいタイプ。
かじるとボロボロとくずが落ちるので、きれいに食べるのは少し難しいかもしれません。
味|ヨーグルトクリーム入りの“お菓子”寄り
ウェハースの間には、ヨーグルト風味のクリームがサンドされています。
味だけで言えば、完全にプロテインバーというより「お菓子」寄りです。
軽くつまむおやつとしてなら悪くありませんが、「しっかりタンパク質を摂った」という満足感はかなり薄いと感じました。
タンパク10g問題|「プロテインバーのつもり」で買うと失敗する
私の中での「プロテインバーの定義」はタンパク質15g以上です。
その基準からすると、このウェファーヨーグルトは、「プロテインバーとしては対象外」になってしまいます。
きちんと表示を見ればわかるのですが、他のinバーと同じ感覚でカゴに入れると、私のように「食べてから気づく」ことになります。
単なるおやつとして見れば、懐かしいウェハース系のお菓子として楽しめます。
しかし、「タンパク源として頼れる一本か?」と聞かれれば、答えは残念ながらNOです。
この経験から学んだのは一つ。プロテインバー売り場では、見た目ではなく「タンパク質量」を必ずチェックすることです。
そういう意味で、この一本は私にとって「ラベルをちゃんと読むようになったきっかけ」として記憶に残るバーになりました。
※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
紹介している商品は、私が実際に使用し、現在も生活の中で使い続けているものだけです。
※ 本ページにはアフィリエイトリンクが含まれています。興味のある方だけご覧ください。
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