筋トレのローテーションをこなしていると、時に理由もなくやる気が起きない日があります。だるさ、体調の微細な変化、頭の重さ、蓄積した疲れ……。
理由は常に複数ありますが、そんな日をどう乗り切るべきか。私の流儀をお話しします。
目次
まずは「後に引けない状態」を作る
基本的には、自分に鞭を打ってローテーションを守ります。
私の場合、まずは顔を洗って気合を入れ直し、真っ先にシェーカーでプロテインを作ってしまいます。これで「飲んだからにはやらねばならない」という、後に引けない状態を強制的に作るのです。
運動というのは不思議なもので、最初は気が進まなくても、始めてしまえば一気に覚醒することが多々あります。
血行が良くなり、アドレナリンが出る。終わってみれば、やる前より体が軽くなって「やって良かった」と思えることがほとんどです。
ストレスや生活の澱(おり)が体に沈殿し、気力を削いでいる時こそ、筋トレは最高の特効薬になります。
「集中力欠如」は怪我への直行便
ただし、どうしてもモチベーションがゼロの日が「ダンベルプレス」のような挙上種目の日である場合は、細心の注意が必要です。
特に高重量(私の場合、片手25kg)を扱う際、ダンベルを床から拾って膝に乗せる「オン・ザ・ニー」の瞬間から、極限の集中力が求められます。
気合が抜ければ胸まで運べませんし、手首の力が一瞬でも緩めば、重塊が顔面に落下する危険すらあります。
以前、オーディブルでミステリーを聴きながらトレーニングをしたことがありますが、あまりの集中力の分散に驚き、すぐに止めました。いつも上がるはずの重量が上がらないのです。
集中力を欠いた筋トレは、もはやトレーニングではなく「危険な行為」でしかありません。
臨機応変に「スルー」か「代替」を
あまりにやる気が起きず、集中力が維持できないと判断した時は、無理をせず「代替メニュー」に切り替えるか、その日は潔くスルーします。
私の代わりは「ディップス」です。自重トレでありながら大胸筋下部にストレートに効いてくれます。
ただし、効きすぎるために、胸の下部だけが強調される懸念があるため、あくまで補完的に行います。
これからもトレーニングを続けていく意思があるのなら、基本は気合を入れ直して頑張る。終わった後のスッキリ感を信じて踏ん張る。
しかし、プレス系の危険な種目の日なら、無理せずディップスに変えるか、いっそ「なかったこと」にして次回にエネルギーを残す。
自分で決めたローテーションに、自分を壊されては本末転倒です。長く走り続けるために必要なのは、鋼の意志以上に「臨機応変な柔軟性」なのだと考えています。
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