筋トレを継続するための心得、その2。
それは、「退路を断つためにジムへ行くのではなく、続けるために自宅にこもる」ということです。
これは、過去に幾度となく挫折を経験した私が、それでも筋トレを一生続けるために守ると決めた、絶対的なルールの一つです。
目次
70代が「自宅筋トレ」を選ぶべき理由
スポーツジムに入会した時、多くの人は「高い会費を払うのだから、元を取るために通うはずだ」と自分自身に期待します。
しかし、これが大人にとっては諸刃の剣なのです。
仕事や外せない用事、あるいは体調不良でローテーションを休まざるを得なくなった時。
そこには「トレーニングができなかった」という純粋な罪悪感だけでなく、
「会費を1日分、ドブに捨ててしまった」という後悔が重くのしかかります。
これが何日か続くと、人間のモチベーションは一気に底をつきます。
「もう今月は会費の無駄だ」「どうでもいいや」という投げやりな感情に支配され、やがて「筋トレをやらないことの快適さ(楽さ)」へと逃げ込んでしまうのです。
継続するための「1畳の空間」
ジム通いで挫折する人を救う、たった一つの現実的な解決策。
それは「自宅にジムを作ること」です。
「うちにはそんなスペースはない」と思うかもしれません。
しかし、本気で探せばどこかに必ずあります。使っていない部屋、廊下の隅、ベッドの横。
私の場合は「納戸」でした。
その気にさえなれば、1畳分のスペースで十分なのです。
「入会金+2ヶ月分の会費」で城は作れる
必要なのは、角度を変えられるインクラインベンチが一つと、ダンベル(重いものと軽いもの)の2セットだけ。
最初はそれだけで十分、全身のシルエットをデザインできます。
【コストの現実的な比較】
- 一般的なジム:入会金1万円 + 月会費8千円×2ヶ月 = 約26,000円
- 自宅ジム:ベンチとダンベル一式 = 約2〜3万円
そう、ジムに通う初期費用とたった2ヶ月分の会費だけで、自宅ジムは開設できてしまうのです。
一度作ってしまえば、それ以降の会費は永遠に無料。
雨の日にわざわざ出かける移動コストもありませんし、忙しくて1ヶ月休んだとしても、再開するために入会金を払い直すような「ペナルティ」もありません。
「納戸ジム」という最高の聖域
「ジムに行かないと、周りの目がないからサボってしまう」
そう言う人もいますが、それは裏を返せば「他人の目や会費のプレッシャーがないと続けられない(=いつか必ず辞める理由になる)」ということです。
もし、あなたが本気で体を変えると決めたのなら、自宅にジムを開設しましょう。
そこにはマシンの順番待ちもなければ、マナーの悪い他人もいません。
あるのは、他人の手垢がついていないダンベルと、自分の汗だけで濡れているベンチだけ。
狭い1畳の空間で、誰にも干渉されず、ただひたすらに冷たい鉄の塊を持ち上げる。
本気で自分を変えたい大人の男にとって、これほど贅沢で、最高に楽しい時間は他にありません。
▼ 71歳の私がたどり着いた「筋トレ継続の心得」シリーズ
- 心得その1|「スケジュールの借金」は絶対に作らない
- 心得その2|ジムは辞めろ。「納戸ジム」こそが最強の解決策
- 心得その3|停滞期は「押し目」。体脂肪率が減らない時の処方箋
- 心得その4|タキシードとお姫様抱っこ。明日の余力を残さない美学
- 心得その5|立ちはだかる「正月の壁」をどう受け流すか
- 心得その6|筋トレを休む勇気。大人の「戦略的撤退」の判断基準
- 心得その7|正月太りは「再始動の燃料」。静かなリスタートの流儀
70代の自宅筋トレ・器具ガイド。2畳の「納戸ジム」で安全に筋肉を育てる最低限の一式

