筋トレを続けるための心得、その2。
それは、「退路を断つためにジムへ行くのではなく、続けるために自宅にこもる」ということです。
目次
「元を取らなきゃ」が足枷になる
スポーツジムに通っている人は少なからず、「高い会費を払っているんだから、元を取らなければ」と考えていると思います。
しかし、これが諸刃の剣です。
仕事や用事でローテーションを休まざるを得なくなった時、そこには「トレーニングできなかった罪悪感」だけでなく、「会費を1日分ドブに捨ててしまった」という後悔が重くのしかかります。
これが何日か続くと、一気にやる気がなくなります。
「もう今月は会費の無駄だ」「どうでもいいや」という投げやりな気持ちになり、やがて「筋トレをやらないことの快適さ(楽さ)」に逃げてしまうのです。
解決策は「納戸ジム」
ジム通いで挫折する人の解決策。それは「自宅にジムを作ること」です。
「家にはそんなスペースはない」と思うかもしれません。しかし、本気で探せばどこかにあります。使っていない部屋、廊下の隅、ベッドの横。私の場合は「納戸」でした。
その気にさえなれば、1畳分のスペースで十分です。
入会金+2ヶ月分の会費で作れる
必要なのは、インクラインベンチ一つと、ダンベル(重いものと軽いもの)の2セットだけ。最初はそれだけで十分全身を鍛えられます。
コスト比較
● 一般的なジム:入会金1万円 + 月会費8千円×2ヶ月 = 約26,000円
● 自宅ジム:ベンチとダンベル = 約2〜3万円
そう、ジムに通う初期費用だけで、自宅ジムは開設できてしまうのです。
一度作ってしまえば、会費は永遠に無料。雨の日も出かける必要はありませんし、忙しくて1ヶ月休んだとしても、再開するために入会金を払い直す必要もありません。
自分だけの「城」を持つ
「ジムに行かないと、周りの目がないからサボってしまう」
そう言う人もいますが、それは裏を返せば「周りの目や会費のプレッシャーがないとできない(=辞める理由になり得る)」ということです。
もし、あなたが本気で体を変えると決めたのなら、自宅にジムを開設しましょう。そこには順番待ちもなければ、マナーの悪い利用者もいません。
あるのは、他人の手垢がついていないダンベルと、自分の汗だけで濡れているベンチだけ。
狭いスペースで、一人だけで数十分間、ただひたすら鉄の塊を持ち上げる。
もしやる気があるなら、これはこれで最高に楽しい時間ですよ。
▼ 71歳の私がたどり着いた「筋トレ継続の心得」シリーズ
- 心得その1|「スケジュールの借金」は絶対に作らない
- 心得その2|ジムは辞めろ。「納戸ジム」こそが最強の解決策
- 心得その3|停滞期は「押し目」。体脂肪率が減らない時の処方箋
- 心得その4|「ペットボトル体操」への怒りと、タキシードが似合う男の美学
【71歳の経験談】自宅筋トレ器具ガイド — 本気で続ける人のための「最初の一式」の選び方

