まだまだ行けるぞ 70代

鶏胸肉の「ハズレ」を引きたくない。食感の悪さを物理的に解決するたった1つの方法

胸肉画像のコピー2

筋トレやダイエットの強い味方、鶏胸肉。

私は毎日欠かさず食べていますが、長く続けていると、ある「不快な現象」に遭遇することに気づきました。


3枚に1枚混じる「謎の硬い肉」

スーパーで買った鶏胸肉。本来は柔らかいはずなのに、調理して食べると「ゴリッ」「ジャリッ」とした異質な食感がすることがあるのです。

最初は気のせいかと思いましたが、毎日ナイフとフォークで素材そのものと対峙していると、はっきりとした違いが見えてきました。

調理前の生肉をよく観察すると、肉の中に白っぽい繊維のようなものが走っており、指で押すとそこだけ妙に反発がある。

そしてその肉は、どう火を通しても決して柔らかくはなりません。ゴムのような、砂を噛むような、独特の悪さがあります。

調理前の生肉をよく観察すると、肉の中に白っぽい繊維のようなものが走っており、指で押すとそこだけ妙に反発がある。そしてその肉は、どう火を通しても決して柔らかくはなりません。ゴムのような、砂を噛むような、独特の悪さがあります。

実は名前がある?「ウッディチキン」現象

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後で調べて分かったことですが、これは近年世界的に増えている「鶏肉の木質化(ウッディチキン)」と呼ばれる現象のようです。

成長速度を早めた鶏に見られるもので、食べても健康に害はありませんが、食感は著しく落ちます。

周囲の人に聞いても「気にしたことがない」と言われますが、それはおそらく、唐揚げにしたり細かく切って食べているからでしょう。

私のように「ステーキ形式」で毎日食べていると、この「ハズレ」を引いた時のガッカリ感は相当なストレスになります。

しかし、だからといって鶏胸肉をやめるつもりはありません。優秀なタンパク源であることに変わりはないからです。


「塊」から「挽肉」への転換

連続して「ゴリゴリの胸肉」に遭遇したある日、私は決断しました。

「素材の形そのものを変えてしまえばいい」

つまり、ステーキで食べることを諦め、「鶏胸肉の挽肉(ミンチ)」へ完全にシフトすることにしたのです。

これが大正解でした。

  • ハズレがない:繊維が細かく断ち切られているため、どの個体に当たっても食感は均一で柔らかい。
  • 彩りが生まれる:挽肉にすることで、卵や野菜と混ぜ合わせる「そぼろ」や「オムレツ」など、料理の幅が一気に広がりました。
  • 消化が良い:塊肉よりも胃腸への負担が軽く感じます。

「ゴリゴリするなら、刻んでしまえ」。
この単純な発想の転換が、私の食生活を救ってくれました。

今では、挽肉を使った「鶏そぼろオムレツ」が、私の定番メニューです。塊肉にこだわっていた頃よりも、食事の時間がずっと楽しみになりました。


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