71歳からでも疲れない体へ｜鶏胸肉に含まれるイミダペプチドで疲労・脳の衰えを防ぐ方法

このページは、「なぜ71歳の私が、毎日のように鶏胸肉を食べ続けているのか」という疑問への答えです。

鶏胸肉は、単に「安くて高タンパクな肉」というだけではありません。
私たち中高年が一番気になる 「疲れやすさ」や「脳の衰え」 に、きちんとエビデンスのある成分が含まれています。

この記事では、鶏胸肉に多く含まれる「イミダペプチド」の働きと、
実際に71歳の私が「糖質制限＆肉体改造」のためにどう活用しているかをまとめました。

1章｜安くて高タンパク、しかも低脂質 ― 鶏胸肉の基本スペック

糖質制限や筋トレで一番のキーワードになるのがタンパク質です。
筋肉の材料であり、基礎代謝を支え、体を「燃えやすい状態」にしてくれます。

✅ 鶏胸肉100gあたりのおおよその栄養

牛もも肉や豚ロースと比べてもタンパク質量が多く、脂質が少ない。
しかも価格はかなり控えめ。中高年の「肉体改造食」のメイン食材として、これ以上の候補はなかなか見当たりません。

私自身、糖質制限と筋トレを本格的に始めてから、
一時期は「ほぼ毎日、鶏胸肉と卵で生きていた」と言っていいほどです。

それでも体調を崩すことはなく、頭に鶏のトサカが生えてくることもありませんでした。
むしろ体は軽くなり、筋肉は少しずつ増えていきました。

糖質制限中、週3回の筋トレや軽いランニングでも疲れにくく、むしろ以前より体が軽く感じる日が増えました。

これがまさにイミダペプチドの作用なのか、それとも糖質制限で炎症が減っているからなのか、その両方なのかもしれません。

鶏胸肉が「ただの高タンパクな肉」ではない理由は、
イミダゾールジペプチド（通称イミダペプチド）という成分が豊富に含まれているからです。

イミダペプチドは、渡り鳥が数千キロも飛び続けられる理由を研究する中で見つかった成分です。

つまり、一番疲れやすい部位に集まって、そこで抗酸化作用を発揮している物質と考えられています。
多くの候補物質の中で、疲労軽減効果がはっきり確認されたのがイミダペプチドだ、という報告もあります。

面白いのは、人間の身体でも「一番疲れるところ」にイミダペプチドが関わっているという点です。
自律神経の中枢など、酷使される脳の部位に、イミダペプチドを作り出す酵素が多く存在するといわれています。

鶏肉のイミダゾールジペプチドの脳老化改善効果を発見

― 鶏肉摂取を介した認知症予防の取り組みに道を拓く ―「2014年農林水産研究成果10大トピックス」より

この研究から、「鶏肉をしっかり食べること」が、脳の老化予防にもつながる可能性が示されています。
中高年にとっては、かなり心強い話です。

糖質制限や肉体改造の話をすると、よく聞かれるのがこの質問です。

「鶏胸肉とか卵ばかり食べていて、本当に大丈夫なんですか？」

私の答えはシンプルで、そして正直なものです。

何ヶ月も鶏胸肉と卵を中心にした食事を続けても、体調は崩れず、頭にトサカも生えてきませんでした。
むしろ、

もちろん、すべてを鶏胸肉だけに頼っているわけではありません。
魚、豆腐、納豆、チーズ、野菜、サプリメントも組み合わせて、全体としてバランスを取るイメージです。

それでもあえて言うなら、
「今の自分の体を支えているタンパク質のかなりの割合は、鶏胸肉由来だろう」という自覚があります。

まとめると、鶏胸肉には中高年が欲しい要素が、かなり詰まっています。

もし今、「疲れやすい」「集中力が続かない」「筋トレしてもなかなか変わらない」と感じているなら、
食事に鶏胸肉を一品足してみるところから始めてみるのも悪くないと思います。

なお、基本方針としては 食事から摂るのが第一ですが、
忙しい日や鶏胸肉を十分に食べられない日は、イミダペプチドをサプリから補うという手もあります。

私ほど鶏胸肉を食べる機会のない家族のために。

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