まだまだ行けるぞ60代

趣味としてのカクテル|今日からカクテルが作れる4つの基本テクニック

60代 趣味としてのカクテル作り / 簡単で本格的

カクテルを作るための4つの基本技法

シェーク(Shake) ビルド(Build) ステア(Stir) ブレンド(Blend) 

カクテルを作るためには、シェーク(Shake)ビルド(Build)ステア(Stir)ブレンド(Blend)という、4つの技法があります。

シェーク(Shake)

材料と氷をシェーカーに入れて振り、強く混ぜ合わせる技法。シェ-クすることで、アルコール度の強い酒のカドをなくして飲みやすくしたり、混ざりにくい材料を急速に混ぜ合わせたりします。カクテル作りのテクニックの中では、少々練習が必要な技法です。自然な動きを習得するために、シェーカに水と氷を入れて実際に振ってみましょう。

まず、シェイカーに氷(8~9分目ぐらいまで)と材料を入れ、ストレーナー、トップ、とかぶせてゆく。(あとで、シェ-クしていくうちに中の材料が染み出てこないように、まっすぐはめる。)早く、目的の冷たさになるように、要領よくスピーディーにシェーカーを振る。

シェイカーの構造
シェイカーは3つの部品、トップ、ストレーナー、ボディからなります。
ボディは金属のコップ状の部分。シェイカー全体の7割ほどの大きさがあります。
ストレーナーは、逆漏斗状の部分(ボディにかぶせる肩の部分)。
トップはストレーナーにかぶせるふたにあたります。

シェーカーの持ち方
1.トップを手前にして、右手親指で押える、
2.くすり指と小指の間にボディーをはさみ、
3.中指、人差し指を添えてボディーをささえる
4.左手は、中指とくすり指の第一関節のところまでをボディーの底にまわし、
5.親指でストレーナーを押え、人差し指とくすり指でボディーを軽くはさむ>
(指や手のひらを必要以上にシェーカーに密着させると、手の熱がシェーカーに伝わって氷を溶けやすくするので注意)
6.シェーカーを持った指先が冷たくなり、シェーカーの表面が霜の降ったような感じになったところで、トップをはずし、人差し指でストレーナーを押えながらグラスに注ぐ。

シェイカーの振り方
・握ったシェーカーは、身体の正面からやや左側、真横から見て水平になるように肩と胸の中間あたりにすえ、前後に15~16回シェ-クする。
・シェーカーを振る方向は、正面に向かって45度くらい、人がいない方向を向いて振る。 
・氷を溶かさずに素早く冷やすには、大きく振りすぎない事。シェーカーの動作は早く短く。
・氷が溶けると水っぽくなってしまうので、シェーカーに入れる氷は少なすぎないように、しっかりと詰める感じ。

ビルド(Build)

グラスに直接材料を注ぎ、そのまま提供する技法。もっとも簡単であり、すばやくつくれるものが多い。ソーダなどの炭酸飲料を使う場合、かき混ぜすぎると炭酸ガスが逃げてしまい、水っぽくなるので、バー・スプーンで軽く1~2回転ステア(かき混ぜる)して止める。

また、リキュールなどのエキス分の高いものを使う場合、比重の関係でどうしてもグラスの底に淀んでしまうので、バー・スプーンを軽く持ち上げる感じで2回転ぐらい回し、上下を均一化させる。

ステア(Stir

材料と氷をミキシング・グラスに入れ、バー・スプーンで手早くかき混ぜる技法。混ぜ合わせる酒の比重があまり違わないとき、また、シェ-クするとカクテルが濁ったり、味がまるくなってドライな風味が得られない場合に用いる。

ブレンド(Blend)

ブレンダー(ミキサー)を使って、材料を強力に、スピーディーに混ぜ合わせる技法。材料にクラッシュド・アイスを加え、シャーベット状のフローズン・カクテルをつくる場合や、イチゴ、バナナなどのフレッシュな果実を溶かし込んで、フルーティーなカクテルをつくる場合に用いる。カップに材料を入れる順序は本来ならレシピの記載順だが、ブレンドの場合は、クラッシュド・アイスを先に入れてもかまわない。また、フルーツを使う場合は、フルーツを先に入れ、その上にクラッシュド・アイスを入れて、フルーツの酸化による色の変色を妨げる場合もある。堅めのシャーベット状にしたり、液状にしたり、使うクラッシュド・アイスの量によって加減する。

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